【保存版】初心者に徹底解説!テントの特徴3+αと失敗しない選び方を伝授!
商品の紹介ではタイミングや価格変動により最安値をリンクできていない場合もありますのでご了承ください。
ファミリーでキャンプを始めるにあたり、グランピングやコテージ泊等の場合を除き、キャンプ場で宿泊するには自分のテントを必要とします。
はじめてキャンプをする場合、最も購入に悩むのはテントでは無いでしょうか?
ギアの中では高価な部類で、考える項目も多く、種類がたくさんあるからです。
私たちも悩みましたが、テントを決めなければキャンプは出来ません。
“What’s Camp!?”なりに「テント」の選び方についてまとめました。
最初のテント、選び方のポイントは3つ。
- 宿泊人数
- テントの種類
- 価格
最初は以上の3点を重視して選べばハズレはありません。
テントの選び方
初心者向け3ポイント
テント選びって情報が多すぎて、最初は本当に迷ってしまいます。
知り合いにテントに詳しい人がいるならともかく、そんな人もそうそういません。
そこで、初心者が重視すべきポイントを解説します。
それぞれの詳細は後ほど出てきますので、ここでは考えだけを説明します。
宿泊人数
最初に考えるべきは、「何人が宿泊するのか」ということです。
「何人用のテントが必要なのか」が分かれば、テントは大きく絞られます。
その上で、キャンプ場やサイトが分かっているなら、テントのサイズも検討すれば良いのです。
テントの種類
テントにはいくつかの種類があります。
最初のファミリーキャンプであれば、リビングと寝室のある「2ルーム型」がオススメです。
他にも設営しやすい「ワンポール型」や「カマボコ型」でも良いでしょう。
価格
価格は人それぞれですが、最初からあまり高価なものはおススメ出来ません。
もしかしたら、2回目のキャンプが無くなるかもしれないのです。
虫が無理とか、外で寝られなかったなど、もしも家族が楽しめなかったら。
折角購入した高価なテントが無駄になる可能性があるからです。
また、購入時にプレミアム価格で購入するようなテントも最初は避けましょう。
プレミアムである理由が、供給不足なのか、一時の流行りなのか分からないからです。
オークションなどで中古として売ってしまうことも可能ですが、必ずしも思った金額で処分できるか分かりません。
コスパ的2ポイント
最初のテントの選び方は上記の3ポイントで良いと思いますが、余裕がある人や2回目以降の購入はコストパフォーマンスも検討する方が良いです。
コストパフォーマンス(コスパ)とは商品の品質や内容に対して、価格が安価なことです。
ただ安いものがコスパが良い訳ではありません。
「安かろう悪かろう」はコスパが悪いのです。
コスパの視点からテントの構造を考えると、「生地」と「ポール」が重視されます。
つまりアルミポールやポリコットン(TC)などで構成されているのに、比較的安いテントであれば、コスパが高いと言えるでしょう。
高価なテントがどんなに良いデザインでも、ポールが弱いものであったり、生地がコートもないペラペラなものでは、テントとしてはおススメ出来ません。
我が家はこれを選びました
最初のテント
コールマン タフスクリーン2ルームハウス MDX
(型番2000038139)
設置に必要なテントのサイズは約560cm×340cm。
テントはロープとペグで固定しますので、それぞれ+100~200cm程度は必要でしょう。
小さなサイトでは収まりませんが、7m×5m 程度以上であれば設営できます。
設営は難しいとの声もありますが、初めてのキャンプで、初めての設営でしたが、一人で設営できました。
ちなみに、付属の説明書にあるコールマンの設営方法では無く、Youtubeで見た「スポーツオーソリティのモアナさん式」で設営しました。
- インナーサイズ:約300 × 250 × 175(h)cm
- 本体サイズ:約560 × 340 × 215(h)cm
- 収納サイズ:約φ32 × 74cm
- 重量:約17kg
- 耐水圧:約2,000mm(フロア:約2,000mm)
- 定員:4~5人用
- 材質:フライ/75Dポリエステルタフタ、インナー/68Dポリエステルタフタ、フロア/210Dポリエステルオックスフォード、ポール/アルミ合金/スチール
他に必要なもの
コールマンの タフスクリーン2ルームハウス MDX には、設営に必要なものはセットされて販売されています。
しかし、私たちが念のために買い足したものは、ペグとペグハンマーです。
付属のペグでは曲がってしまうらしいとよく聞いたので、鍛造ペグを買いました。
ペグハンマーは使ってみないと分からないので、お安めのコールマンのものにしました。
ガイロープ(設営用ロープ)は付属のもので十分でした。
でも、気になる方は予備を買っておいても全く損は無いと思います。
選んだ理由
3人家族でタフスクリーン2ルームハウスMDXの大きさは十分です。
設営も比較的簡単で、慣れれば一人でも設営できます・・・というか慣れていなくてもできました。
各所で初心者向けで定番だと案内されていますし、コスパが良すぎます。
高さが170cmあるので子供や多くの女性は立ったまま移動できます。
2ルームと言うのはリビング(前室)と寝室が分かれているということ。
最近は2ルームが流行りだそうです。
タープいらずで快適に過ごせ、夜間の荷物収納もOKなサイズのテントです。
雨天時でもリビングとなる前室で快適に過ごせました。
我が家はIGTのロング(4ユニット)+αを置いて過ごしています。
広くはありませんが十分なサイズだと思います。
もちろん寝室も問題は無く、ある程度の荷物なら中にしまえます。
夏場は扇風機を使っても暑かったですが、メッシュにすることも出来ます。
寝室側にスカートが無いため、冬場は寒いかもしれませんが、自分でDIYすればその問題も解消。
そもそも、スカートだけでそれ程室内の温度に違いはありません(すきま風による体感の問題かな)。
風や雨に強い「タフ」なシリーズです。
耐水圧は約2,000mmあり、通常の雨なら問題ありません。
風速20mという子供は立っていられないほどの風にも耐えます。
細かなところに気遣いのあるのがコールマンです。
ランタン用のフックもありますし、電源用の引き込み口もついています。
コールマンは価格も抑え気味で良い商品をたくさん出してくれています。
コールマンを選べば間違いありません。
しかも我が家は Amazonプライムデー を利用して購入しました。
価格も決定の大きな理由のひとつであることは間違いありません。
余裕があればこれが良かった
コールマン タフスクリーン2ルームエアー/MDX+
(型番2000039084)
私たちが購入したテントの上位版と言えば伝わりますでしょうか。
ダークルームテクノロジーと言う、遮光性の高い素材を使い、テント内の温度上昇を抑えるそうです。
空気循環の為に、オプションで扇風機がつけられたり、寝室横もメッシュになったりして、エアーと言う名前の商品になりました。
夏場の暑い時期にこそ、本領を発揮しそうなテントですね。
DOD カマボコテント3S
(T3-688-TN)
風通しも問題なさそうな2ルームのカマボコテントです。
「設営が簡単そうだし」と思いましたが、設営はペグ・ロープも多く、難しいそうです。
ただ、居住空間は広く、快適なようですよ。
設営場所に余裕があるのなら、カマボコテント3Mの方が良いかもしれません。
スノーピーク アメニティドームM
スノーピークのアメニティドームはファーストテントとして大人気です。
スノーピークらしく拡張性も高く、修理は製造上の欠陥ならば無期限保証です。
キャンプ場で良く見るのですが、スノーピークだから全く恥ずかしくないです。
本当にうらやましく思うテントです。
テントの大きさ
テントを選ぶ際には、テントの大きさが大切です。
大きさの基本は「何名対応のテントか」が重要です。
使える想定人数を決めてから探します。
実際に使う人数+1~2人を目安に探すと良いようです。
とは言え、よく行くキャンプ場で広げられるサイズ等も考慮しましょう。
私達のように車でキャンブに向かう場合、必要以上の荷物を車に載せておくなどの工夫で、テントは寝るだけのスペースにすることも可能です。
メーカー側も人数を適当に決めているわけでは無いので、指定人数までは寝ることは出来るはずだと考えて良いと思います。
一人当たり身長180cm以内×幅55cmで、使用人数が割り出されていることが多いそうです(JIS規格)。
考え方のひとつとして、近所の良くいくことになりそうなキャンプ場のサイトに合わせるという手もあります。
サイトのサイズは決まっており、どうにもなりませんので、人数以外の必要要素として決定に役立ちます。
つまり、あくまで人数は目安で(対応人数が少ないのはダメですが)、設置サイズを前提として考えるのも良いということです。
テントは大きければ大きいほど広く使えて良いですが、テント自体の重さや設営・片付けの大変さとトレードオフの関係ですから注意してください。
テントの種類
ドームテント
ドームテントは、そのまま文字通りのドーム型をしたテントです。
比較的簡単に設営でき、ソロ~ファミリーまでサイズも豊富です。
一般に丸い形状をしており、クロスにポールを入れるので、風に強いテントです。
サブポールで庇(キャノピー)を出せるものであれば、前室として使えるものもありますが、2ルームテントほどの余裕はありません。
しかし、タープなどを設営して、テントで就寝だけが出来れば十分だと考えれば、ドーム型はとても良い選択肢になります。
2ルームテント
2部屋に別れていて、リビング(前室)と寝室を切り分けて使えます。
その反面、収納サイズや重量が大きくなりがちです。
元々タープとテントを繋げたイメージの設計なので、別のタープは不要だと言う方も大勢いらっしゃいます。
インナーテントと分かれている構造の物が多く、インナーテントを使わなければ通常のシェルターテントとしても使えます。
寝室とリビングが分かれていることで、団欒で楽しむ人と休む人がどちらもリラックスできます。
子供が寝た後も大人はリビングでくつろげます。
また、夜間に荷物などを前室(リビング)にしまえるので、動物などに荒らされずに済むのが良いと思います。
最近は2ルームテントの人気があり、各社から様々なテントが発売されています。
トンネルテント
カマボコ型のテントです。
2ルームテントとドームテントの良いところを足したようなテントです。
設営は比較的簡単で、広い室内が確保されます。
開口部も全面にあるものが多く、夏も快適に過ごせそうです。
2ルームと同じようにシェルターテントにもなりますし、使い勝手も大きく変わらないかも知れません。
但し、ポールの入り方が平行で、ポールをクロスで設営する2ルームより、耐風力が劣る可能性があります。
前後の風にはガイドロープ頼りになってしうからです。
とはいえ、設営の簡単さと快適さで、私は次はこれが欲しいかも・・・。
ワンポールテント
テント周囲のペグ打ち後、中に入ってポールを一本立てれば設営終了。
設営に必要なポールが少ないので、比較的軽量なものが多いです。
単純明快なシンプル構造のテントです。
インディアンが使っていたティピーテントもワンポールテントです。
その形から、中心部は天井が高く高身長の方も快適に過ごせます。
特に冬場には雪が降っても積もり難くなっています。
中心部にポールがあり、端に行くほど高さが無くなるので、部屋内を上手く使わなければなりません。
しかし、可愛い個性的な見た目で、おしゃれなテントです。
最近では前室の付いたものなど、複合的な機能のテントも増えてきています。
私は、はじめこれにしようと考えていましたが、家族に反対されました。
ロッジ型テント
ロッジとは山小屋のこと。
小屋のようなテントで、広い居住空間が確保できます。
フレームが鉄骨などでしっかりと作られたものが多く、大きく重くなりがち。
テント内の快適性は群を抜いています。
大人数で使用するイメージですが、ファミリーでも使い勝手がよく人気です。
外観を意識したテントが多く、レトロ調のものや可愛い・おしゃれなものも多く、いわゆる「映える」テントと言ってよいと思います。
シーズンを意識することなく快適に使用できる万能なテントです。
テントの構造
「テント」と一言で言っていますが、商品を探すにあたり聞きなれない言葉がサラッと出てきます。
構造と名前は上記の図で見てもらうとして、少し解説します。
シングルウォールテントとダブルウォールテント
違い
単純なテントは一枚の生地で出来ています。
これを「シングルウォール」テントと呼びます。
まさにいわゆる「テント」に当たる部分と考えて正解です。
「シングルウォール」テントは、軽くコンパクトになる反面、結露が発生しやすく単純な構造のものが多いです。
この(シングルウォ-ル)テントに「フライシート」がついたもの、或いはテントの下に「インナーテント」がついたものを、「ダブルウォール」テントと呼びます。
当然、シングルウォールテントより重くなります。
そして、2枚のテント生地間に空気の層ができるので、結露を防ぎやすくなります。
近年では、形やサイズも様々で、一概に「シングルウォール」テントだから軽いとはいえません。
しかし、登山など軽量コンパクトを良しとする場合には「シングルウォール」テントを選びます。
バイク箔や自転車泊の場合も、荷物は軽くて小さい方が良いでしょう。
一方ファミリーキャンプなど、快適性を求める場合は、「ダブルウォール」テントが良いですね。
フライシートとは
役割
テントの一番外側で一番上のシートを「フライシート」と呼びます。
雨や風を受けても大丈夫なものになっています。
最近では構造が色々あるので、テントの一番外側で一番上の生地だと考えて良いと思います。
「フライシート」の役割は以下のようなものです。
- 防水性
- 遮熱性
- 遮光性
つまりテント及びテント内保護の役割があります。
天井上にかぶせるものや、テントそのものが「フライシート」と呼ばれる場合もあります。
或いは、外側での上記なような機能を持っているシートを「フライシート」と呼ぶこともあります。
インナーテントとは
役割
ダブルウォールテントの内側に設置するテントを「インナーテント」と呼びます。
主に、寝室として使用するテントを指すことが多いです。
要はテント内テントのことです。
テントの中にあるフックで「インナーテント」をぶら下げて設置したり、ポールで「インナーテント」を作ってから外側のテントを被せるものもあります。
最も内側のテントのことですね。
「インナーテント」で内部の温度や湿度を調整し、快適に過ごせる空間が作れます。
虫などから守るために蚊帳のようにメッシュ構造になっているものも多いです。
「インナーテント」内にインナーシートやインフレーターマット・コットなどを置くことも良くありますが、特に決まりはありません。
夏場などタープの下で蚊帳のように使うこともあります。
コットの上に「インナーテント」をのせて使うことあります。
このような使い方の場合に「インナーテント」と言うか言わないかはありますが・・・。
グランドシートとは
「グランドシート」は、テントの下に敷くシートです。
役割
雨や地面の凹凸からテントや人間を守ってくれます。
また、テント内部の汚れを防いでくれます。
それぞれのテントに対応した「グランドシート」もあると思いますが、代用品で対応することも出来ます。
単にブルーシートを敷いている人もいるようです。
その場合には、テントの面積より少し小さめの物を使うようにしましょう。
テントより大きな「グランドシート」を敷くと、雨などがシートをつたってテント内に流れ込む可能性があるためです。
必須ではない
「グランドシート」は必須のものではありません。
- 荷物を減らしたい
- コットやマットなどで就寝する
- サイトに凹凸や石が無い
必ず「グランドシート」を敷いてから設営しないといけないなどと言う決まりはありません。
キャンプは自由に楽しみましょう!
インナーマットとは
「インナーマット」は、テント内全体に敷くマットです。
「インナーシート」とも言われます。
役割
地面の凹凸をやわらげ、室内を快適に過ごせるようになります。
グランドシートだけでは防げない地熱や冷気から守ってくれる存在です。
また、テント内の結露などから濡れてしまうのを避けるためにも必要です。
必須ではない
グランドシートと同じように、必須と言うわけでもありません。
- 荷物を減らしたい
- コットやマットなどで就寝する
- テント内を土足やスリッパで過ごす
よりテント内を快適にしたい場合以外は必要ないのかもしれませんね。
生地・素材
テントを検討するにあたり、やはり生地はとても重要事項です。
「テントは生地とポールで選べ」といっている人もいるくらいです。
しかし、はじめてのテントに金額を無限にかけることの出来る方は少ないと思います。
ネットなどで情報を集めて検討しましたが、特徴があり過ぎて正直お手上げでした。
つまり、大手メーカーでそれほど悪い商品は無いと言うこと。
焚き火をするから穴が開きにくいものとか、雨でも全然大丈夫と書かれているものなど、自分たちの必要な特徴だけに注意して探すと良いと思います。
ポリエステル
水をあまり吸いません。そのためカビが発生しにくく、濡れても重くなりにくい。
耐久性にも優れていますが、火に弱く、焚き火などで火の粉が飛ぶと穴があいてしまいます。
ナイロン
ポリエステルよりも軽量で柔軟性のある素材てす。引っ張り強度や耐久性が高く、破れにくいのが特徴です。
耐水性が高く、すぐに乾くのが特徴です。
紫外線には弱く、変色や劣化しやすいです。(実際には紫外線対策の加工が施されている場合が多い)
高熱に対しては極端に弱いので注意が必要です。
コットン
火の粉が少し飛んできたくらいでは穴があくこともありません。
雨や朝露などで水を吸うので、帰りには重くなりがちです。
晴れた日は、その吸湿性で快適に過ごせます。
ポリコットン(TC)
ポリエステルとコットン生地の混紡素材です。
そのため、両方のメリット・デメリットを解消しあうことが期待できます。
ポリエステル65~70%程度の商品が多く、他の素材よりも日本の風土にあった素材と言えます。
現在のテント生地では、TCを選ぶことが良いとされています。
もちろんポエステルより高価ですが・・・。
その他
デニール(D)
糸の太さを表現するのに、9,000メートル分の糸の重量を使うことになりました。「D」と表記されます。
つまり、数字が大きいほど糸が太いです。
女性はストッキングで使われているので馴染みがある単位かもしれません。
国際的にはデニールという単位はデシテックス(T)に変わっていっています。
デシテックスは10,000メートル分の重量です。
ただ、テントで表記される「T」は、タフタ織りの「T」を表現していることが多いですので注意してください。
織り方
糸の織り方はタフタとオックスフォードの2種類が基本といえます。
タフタ
タフタ(T)は、密度の高い平織の総称です。
数字が大きいほど生地の密度が高く、適度な光沢がありますが、しわになりやすいのが特徴です。
オックスフォード
オックスフォードは、しなやかな手触りが特徴です。
タフタに比べて耐久性が高いので、テントのフロア素材などの摩擦が大きい部分に使われます。
コーティング
テント生地には様々なコーティング加工を施されています。
生地の欠点を補って、より強く・より快適に過ごせるようにコーティングされているわけです。
PUコーティング
一般的なコーティング方法ですが、加水分解でコーティングが劣化していきます。
加水分解は高湿度状態だと進みやすいので、必ずよく乾燥させましょう。
シリコンコーティング
PUコーティングよりも防水性・強度が高くなります。
強度と引き換えに通気性がなくなります。
加水分解もあります。
UVカットコーティング
UVカット、つまり紫外線をカットします。
最近のフライシートはUVカットされていると言われていますが、数値を確認してみても良いかもしれません。
ポール
ポールもテント生地同様にテントを構成する重要要素です。
テント生地のようにややこしくは無いですが、テント付属のポールは選べないので、どうしようもないことも多いです。
ポールが気に入らないから違うテントにすることもあるくらい大切な要素です。
ドームテントや2ルームテントで使用するポールにも、各社各アイテムで違いがあります。
テントに付属の物では主に、アルミ合金製のものとFRP・グラスファイバー製やスチール製のものがあります。
実はテントがダメになるパターンの多くは、風でポールがダメになる場合が多いです。
テントが破れるより先に、ポールが折れてしまうわけです。
一般に、グラスファイバー製に比べると、アルミ(合金)製のポールのものの方が耐久性が高く強風にも耐えられると考えて良いでしょう。
しかし、同じアルミのポールでも、太さや厚みとしなやかさなど、様々な要素で耐久性は変わります。
たかがポールですが、されどポールです。
メーカーさんも必要と考えればアルミ合金製のポールを付属してくるはずです。
価格と材質のバランスですね。
もちろん、テントの大きさや生地の重さも関係してきます。
必要最小限で大丈夫と考えればアルミ以外のポールを付属して販売しることもあります。
耐水圧
テントの耐水圧は1,500mmを基準に考えましょう。
大抵の雨は1,500mmで対応できると言われています。
ちなみに普通の雨は1,000mm程度です。
耐水圧〇〇mmとは、1平方センチメートルの接触面で、何mmの高さまで水を通さずに耐えられるかと言う指標です。
タフスクリーン2ルームハウス MDX は2,000mm対応の生地ですが、ゲリラ豪雨でもテント内は快適な空間でした。
雨のキャンプは望まなくとも確実にありますので、自分のテントの耐水圧は意識しておくべきです。
風や雷について
強風
基本的にテントは雨でも比較的平気ですが、強風には弱いので注意しましょう。
雨でテントが潰れるよりも、強風でポールが折れたり、テントが飛んでいく方が断然多いのです。
テントは補助ロープやペグなどで頑丈に設営しましょう。
あまりにも強風の場合は、テントの設営は控えましょう。
雷は危険
テントにいる場合の雷は危険です。
雷が近付いてくる場合は、すぐに車などに避難しましょう。
車の中は金属に触れていなければ落雷しても安全ですが、テントにいたらひとたまりもありません。
寿命
テントの寿命は5年程度と言われています。
10年とも言われますが、それは丁寧にメンテナンスした場合です。
寿命を縮めるのは主に加水分解とカビです。
テントの使用後、特に雨天の後は必ず乾燥させましょう。
ポエステルのテントは乾きやすいですが、TCのものは少し乾くのに時間がかかることもあります。
キャンプから家に戻ってなるべく早めに干すようにしましょう。
出来れば陰干しが良いですが、日向でも湿っているよりはマシなので屋外で干しましょう。
テントのクリーニングや乾燥サービスがあるので、そのようなところに依頼するのも手ですね。
楽しいキャンプには良いテントを!
最初に購入するテントは選べそうですか?
初心者向けのポイントとして「宿泊人数」「テントの種類」「価格」を重視して選びましょう。
そして、余裕がある人はコスパ的ポイントとして「生地」「ポール」を検討して選べば後悔の無いテント選びが可能です。
実際には、テントで最悪就寝が出来れば良いのです。
別途タープを準備すれば、より快適に過ごせるようになると思います。
テントを購入し、キャンプ場へ繰り出しましょう。
キャンプをはじめないと、キャンプのことは分からないのですから!!