【保存版】初心者におススメの結露対策とその結果を徹底解説!

気温差で結露は発生する
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はじめてのファミリーキャンプでの就寝中、顔に水滴が落ちてきました。
噂に聞いていた結露です。
これでは落ち着いて寝られません。

それから数回、テントで寝るたびに、結露で悩みました。
もちろん、雨は降っていないので、雨漏りではありません。

某キャンプ用品店の店員には「あきらめろ」と言われる始末。

2023年梅雨の時期、過保護張りの実施で、ほぼ結露はなくなりました
しかし、今後も「これで良い」と言った手応えはありません。
そんな結露の対策の記録です。

目次

我が家の状況

結露の発生と言っても、テントや人員などの条件で変わってきます。
そこで、我が家の状況をお伝えしておかなければなりません。

  • コールマン(2ルームテントでインナー有)
  • 夫婦と小学生

人数に対して少し大きめのインナーテントかも知れません。
しかし当初、真夏である8月に顔に滴るほどの結露がありました。

我が家の結露との闘い

1stキャンプ

時期:8月
初めてのテント泊で、何度も顔に水滴が落ちてきました。
雨漏りかなと考えたりして、いわゆる初心者でした。
そのため、何度も目覚めてしまいました。
結果:大量の結露発生
結露発生レベル:5段階中5

2ndキャンプ

時期:9月初旬
このキャンプの前に某キャンプ用品店で、店員に結露の件を相談しますが、「諦めましょう」と言う返事でした。
19時前後からゲリラ豪雨にあい、全般的に湿度が高い状況になりました。
とはいえ、換気に気を付けてみたところ、結露は1stキャンプよりは少な目でした。
しかし、やはり夜中に何度も目が覚めていました。
結果:結露発生
結露発生:4.5

3rdキャンプ

時期:9月下旬
テントをきちんと設営できていないかったことが結露の原因の一つと考え、ペグなどを使いベンチレータを意識した正しい設営をしました。
また、夜中に雨の天気予報だったので、過保護張りをしました。
結果:結露はそれなりに抑制
結露発生:2(暫定)

4thキャンプ

てんきてんき村オートキャンプ場
てんきてんき村オートキャンプ場

時期:6月中旬
テントはペグなどを使いきちんと設営しました。
また、夜に雨の可能性もあり、結露の確認がしたかったので過保護張りをしました。
前回と違うのは、ポールを新調したのでテント上とタープの間が40~50cm程度空きました。
結果:結露はほぼ抑制
結露発生:1

結露発生のメカニズム(テントの場合)

吐息で結露発生は仕方ない
吐息で結露発生は仕方ない

何故結露は発生するのか

テント内外の気温差がある場合、暖かい側の水分を含んだ空気が冷やされ、テント生地表面で水滴となります
これが結露発生のメカニズムです。

空気中に含むことの出来る水蒸気(水分)量を飽和水蒸気量といいます。
温度が高いほど飽和水蒸気量は多くなります。
逆に温度が低いほど空気の飽和水蒸気量が少なくなるので、テント表面において温度差が生じて結露が発生するわけです。

温度と湿度の関係

一般に気温差2~3℃程度で湿度80%あれば、結露が発生するというデータがあります。
そこに人間が入って動いて息をするわけですから、もっと気温差が出て湿度は上がるでしょう。

湿度80%と言えば、ジメジメしているように思いますが、実際は雨や霧の発生時には80%を超えているようです。
更に人間の呼気は95%以上と言われているので、テント内に蓄積されていけば、どんどん湿度が上がるわけです。

テントでの結露対策を解説

結局テントでの結露対策ですが、主に以下の点が重要です。

  1. テント内外の気温差を小さくする
  2. 除湿する
  3. 換気(ベンチレーター機能付きテント)する
  4. 結露しにくい生地(TC素材など)にする

具体的には次のような対策が考えられます。

テントのベンチレーター機能を活用(①②③)

テントのベンチレーター機能を活用して、換気(空気の入れ替え)を行います。
ベンチレーター機能が無い場合は、足元と天井など、出来るだけ遠い対角線で空気口を作りましょう。
サーキュレーターなどを活用するのも良いです。
換気することにより、気温差も小さくなり、除湿効果もあります。

冬場にはテント内で料理したりすることもあるでしょう。
そのような場合も、水蒸気などを意識して、きちんと換気する必要があります。

テント設営にはグランドシートを使う(②)

テント設営時の地面は何でしょうか?
芝生や土だったりして、地面からの湿気がテント内に溜まりやすくなります。

それを軽減する意味でグランドシートを使いましょう
テントより少し小さめが推奨されているのですが、ジャストサイズや大きめでも良いかもしれません。
無いよりも湿度の上がり具合が違います。

砂利でもウッドデッキでも、湿度に対する効果はあるので、結露対策にはグランドシートを使用するようにしましょう。

人間の吐息には(②)

マスクをつけて寝てみよう
マスクをつけて寝てみよう

実は、テント内の湿度を上昇させるものは、人間の吐息なのです。
人間がいる以上、テントのような狭い場所では湿度が上がってしまいます。
空気は乾燥しているのに、テント内だけは湿度が上がり、温度と湿度の関係で結露になってしまうわけです。

息をしないわけにはいかないので、次のような方法を試してみましょう。

  • マスクをつけて就寝する
  • 頭(顔)の上にタオルをぶら下げて就寝する
  • 寝袋に毛布なりを入れて暖かくして、テント内の換気を強く(良く)する

これでそれなりに結露は改善されます。

除湿剤を置いてみるのも効果がある(※未確認)ようです。

過保護張り(①)

過保護張りとは、タープの下にテントを設営することです。
その目的はダブルウォールと同じで空気の層を作ること。
空気の層が出来れば温度変化が緩やかになり、結露が発生しにくくなります。

カンガルースタイルと似たような感じで、出来ることは同じような気がします。

私たちはテントのダブルウォールとタープで2重空気層になります。
これが関係するのか、とても結露を抑制出来ました。

秋からの寒い時期にどの程度効果があるのか、試してみないといけません。

命は大切に(③)

おススメ出来ませんが、冬場の就寝時にテント内でストーブを焚くと結露は発生しないらしいです。
テント内ストーブを推奨しているわけではありません。一酸化炭素中毒には気を付けてください

テント内が一定以上の温度になると、温度と湿度の関係で、結露は発生しないのでしょうか。

テントの生地を選ぶ(④)

テントの生地がポリエステルとコットンの混合素材で作られたものをポリコットンと言います。

コットンは水分を吸いこみ、蒸発させます
ただし、雨天時などは特に水が染み込んで乾燥させにくくなります。

そこでポリコットン(TC)を選ぶことになるのです。
しかし、結露を抑えられても、水分を吸い込んで重くなります。

生地によりますが、TCであっても結露は発生すると言っているキャンパーもいます。
TCテントは持っていないので。細かいことが分からないのですが・・・すみません。

おススメ出来る結露対策は

結局おススメの結露対策はすべてになります。
とは言え、初心者でも可能な結露対策とするならば次の通りです。

  • テントのベンチレーター機能を活用(テントに機能があれば)
  • テント設営にはグランドシートを使う
  • 人間の吐息には
  • 過保護張り(タープをお持ちであれば最もオススメ)

これでかなり結露を抑えられると思われます。

とはいえ、”What’s Camp!?”もキャンプをしながら、情報を更新していきたいと思っています。
何か情報があれば教えてください。

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