成功する「焚き火」完全ガイド【焚き火のルールや注意することを伝授】+ギア紹介
商品の紹介ではタイミングや価格変動により最安値をリンクできていない場合もありますのでご了承ください。
キャンプでの楽しさについて話すと、必ず出てくるのが「焚き火」の話。
焚き火を眺めているのって癒やされますよね。
キャンプの醍醐味は焚き火かキャンプ飯だと考える人がとても多いです。
でも最初の焚き火ってどうすれば良いのでしょうか。
準備も火を扱うのも難しそう。
そんな方の参考になる記事を作りました。
ちなみに・・・。
キャンプファイヤーというのは大人数で行う大きい焚き火です。
自サイトでこじんまり薪を燃やすのが、ここで言う焚き火です。
ゆらゆら揺れている炎を見ていると時間を忘れて見入ってしまいます。
焚き火といっても、実際は火で遊ぶのです。
火傷と火事に気を付けてゆっくり楽しみましょう!
我が家はこれを買いました
最初の焚き火台
キャプテンスタッグ ヘキサステンレス ファイアグリル
焚き火・バーベキュー・ダッチオーブンが可能!
サイズはダッチオーブン25cmがスッポリ入り、3~4人でも使えます。
何年間も使えるうえ、愛用者が多く有名な商品です。
キャプテンスタッグらしく価格も抑え気味で、抜群のコスパ商品です。
- 組立サイズ:(約)幅475×奥行410×高さ300mm
- アミサイズ:(約)455×395mm
- 収納サイズ:(約)幅570×奥行470×厚さ60mm
- 製品重量:(約)3.8kg
- セット内容:本体×1、スタンド×1、底板×1、目皿×1、バーベキュー網(495×395mm)×1、バッグ×1
- 材質:本体・底板/ステンレス鋼、バーベキュー網・スタンド/鉄(クロムめっき)、目皿/鉄(亜鉛めっき)
- 原産国:中国
最初の焚き火シート
CYMD たきびシート
従来の焚き火シートに比べ、2倍の厚み+2.6倍の重さで、耐熱性・断熱性大幅UP。
焚き火シート本体にハトメ付き、ペグダウンで焚き火シートを固定できます。
焚き火シートを縫製している糸も難燃素材のものを利用。
難燃シリコンコーティングで素手で触ってもチクチクしません。
- サイズ:焚き火シート本体 95x60cm
- 材質:ガラス繊維(両面シリコンコーティング加工済み)
- 製造国:中国
最初の火ばさみ
キャンピングムーン 焚き火用 薪ばさみ MS-42
持ち手部分に欅(けやき)の木を使用。
使用し続けると多少緩んでくるので、両側から締める頑丈なリベットを使っています。
先端の平面と角度の加工で挟みやすい形状。
SUS304製でΦ8mmと太く、耐久性がありそうです。
- 重量: (約)0.4Kg
- 寸法: L415mmx115mmx30mm
- 材質:ステンレス304/欅(けやき)
- 適用:薪・炭つかみ用に
最初の火吹き棒
火吹き棒は100均で買いましたw。
余裕が出たらおしゃれなものを準備したいですね。
余裕があればこれが良かった
スノーピーク製というのはもちろんですが、逆止弁により炎や煙の逆流を防止される火吹き棒です。
間違って吸い込んでしまったときにも炎や煙を防いでくるわけです。
子供って火吹き棒好きですよね。
説明はするのですが、やはり機構上吸い込めなければ安全だから欲しいのです。
(それぞれを)選んだ理由
キャプテンスタッグのヘキサグリルのサイズはLサイズ。
今見たら「Amazon限定」だったみたいですが、Amazon以外と何かが違うと言うことは無さそうです。
将来を考えダッチオーブンが入るサイズにしておく方が良いかなという、安易な発想からです。
大きさは、ファミリーキャンプに十分なサイズです。
焚き火は薪のサイズも気になりませんし、付属の網でBBQにも対応できます。
収納時も小さくはなりませんが、薄くなります。
袋が大きめですので、焚き火シートも火ばさみもまとめて一緒に入れておけます。
そうすることで、焚き火セットが出来上がりますので便利です。
そして、忘れ物が無くなります。
焚き火シートはチクチクせず、大きさだけ確認したら何でも良いと思っていました。
実際、いろんな商品がありますし、サイズはともかく100均でも売っています。
選んだ理由は【 日本オートキャンプ協会現役キャンプインストラクター推薦品 】という案内のみです。
火ばさみも、当初はトング?で良いと思っていましたが、焚き火セットを作ってしまうにあたり購入。
これも似た商品ばかりで、形と価格で決定しました。
何度か使いましたが、”What’s Camp!?”母は、まだ固いと言っていますw。
焚き火ギア紹介
焚き火台
有名なユニフレーム製のファイアグリル。
その名前の通りグリル台として炭の近くで調理出来て、かつ調節もしやすい構造です。
もちろん焚き火でも変形しにくい構造で、ダッチオーブンも載せられる強度があります。
発売当初にパチグリルと呼ばれた商品ですが、現在では多くの方が認める焚き火台です。
ファミリーには少し小さいかもしれませんが、このシプルで理にかなった構造の焚き火台を、どうしても使いたくなります。
火ばさみ
薪や炭を触るのに火ばさみは絶対に必要です。
中でもテオゴニアの火ばさみの定番です。
手で開ける必要はあるものの、慣れれば使いやすく、見た目もカッコいいので、評価も高いのでしょう。
スノーピーク Pinchers Hibasami 火ばさみ N-020
スノーピークらしいシンプルな火ばさみです。
火吹き棒もそうですが、そもそもスノーピークを使う必要があるのかというものほどスノーピークが良いのです。
キャンプ場での焚き火
キャンプ場で焚き火をしたいと思う人、焚き火が楽しみな人が大勢います。
いつからか、焚き火がキャンプの主目的にもなりつつあるように思います。
薪について
薪の調達
焚き火に使うための薪の準備は以下のような方法が考えられます。
- ホームセンターなどで購入する
- 森林組合など
- キャンプ場で購入する
- 現地の枯れ枝など
キャンプ場には無料で使える薪を置いているところもありますが、そのようなキャンプ場ばかりではありません。
薪を販売しているキャンプ場も多くありますが、薪はおろか一切何も用意されていないキャンプ場もあります。
現地で薪の入手が出来ないことが分かっていたり、薪があるのか不明な場合は、事前にホームセンターや森林組合などで薪を購入しておく方が無難です。
薪の種類
一般に薪には針葉樹と広葉樹のものがあります。
針葉樹(針のような葉の木)は、火力が出やすく、焚き火のスタート時(焚き付け)に使用されます。
ヤニなどの樹液が多く、特に樹液の含有量が多いものは「ファットウッド」として販売されているほどです。
ススが出やすいですが、乾燥してあれば改善されるそうです。
ex. スギ、マツ、ヒノキ
広葉樹(広い葉の木)は、木自体の密度が濃く、火持ちが良いのが特徴です。
火のつきは悪いですが、長時間燃やすことが出来るので、焚き火に最適です。
ex. ナラ、クヌギ、カシ、ケヤキ、サクラ
薪は良く乾燥させたものを使うようにしましょう。
キャンプ場現地で枯れ木を探す場合もあると思いますが、なるべく枯れたものを使うようにしましょう。
枯れ木と思っても、落ちたての枝は意外に水分を含んでおり、煙が出たり爆ぜたりします。
枯れ木を拾って薪として使うならば、なるべく軽く、割ったときに乾燥して内部までヒビが入る(入っている)ようなものを使います。
サイズにもよりますが、叩くと甲高い音がするものを選ぶのも手です。
薪割り
薪が大きい場合、焚き付け用に細い薪が必要な場合、薪割りをしなければならないこともあります。
というか、薪割りが楽しくなり、薪割りをキャンプのイベントとして楽しむ方が増えてきました。
まず、薪割りをするときに下に敷く台を「薪割り台」といいます。
薪割りに通常使う道具が「斧(おの)」。
立てた薪に振り下ろしたり、斧をさしこんで薪割り台などに叩きつけて割るように使います。
最近は「鉈(なた)」を使う人も増えており、鉈を薪にさしこんだ状態でほかの薪などで叩き込んで割ります。
これを「バトニング」と呼びます。
「ナイフ」も鉈と同じように使いますが、「フルタングナイフ」という柄のほうから刃先までが一体になったものでバトニングすることをオススメします。
固定の接続部分だけが柄の中に入っているタイプのものを「ナロータングナイフ」と呼びます。
ナロータングでもバトニングしている人もいますが、強くたたき過ぎないように気を付けなければなりません。
持ち運びの重さがありますが、「キンドリングクラッカー」と言う商品は楽に薪割りが出来ます。
刃先が下にあり、薪を当てて、ハンマーなどで薪を打ち付ける感じで作業が可能です。
また、「ハチェットスタンド」という商品は鉈を固定して、キンドリングクラッカーのように使用できるようです。
火のつけ方(着火)
焚き火は、着火時には枯葉などを使い、細い枝から徐々に太い木に火をつけていくと良いでしょう。
とはいえ、私たちは焚き火を楽しむためにスタート時は着火剤を使って直接薪に火をつけてしまいます。
もちろんファイヤースターターやチャークロスなどを用いて火付けを楽しむこともあります。
焚き火の良さ
焚き火をすることの良さを考えてみました。
火起こしを楽しむ
火おこしは焚き火の最初の楽しみです。
準備から着火まで楽しめますよ!
- 斧やバトニングナイフで薪を割る。
- 薪になる枯れた小枝を探す(キャンプ場によっては禁止のところもあります)。
- フェザーステックを作る。
- 松ぼっくりを探す。
- 枯葉を利用する。
- 麻ひもをほぐして利用する。
- チャークロスやファットウッドを使う。
ファイヤースターターなどで火おこしを楽しんだりします。
もちろんマッチでもライターでも構いません!
これだけでなく、いろんな火おこしの方法があったり、楽しみ方があります。
炎(火)を見ていても飽きない
ゆらゆらと揺れる炎は見ていても飽きません。
風で流れたり、爆ぜたり、小さくなりそうでならなかったり。
ただのんびりと時間が過ぎていきます。
薪をくべると炎も変わり、飽きることは無さそうです。
焚き火を囲んでの団欒
また、家族や友達と焚き火を囲み、時になんのことは無い話を、時に真剣な話を、なんとなくするのです。
こんな時にしかできない話もあるかもしれません。
別に話をする必要だってありません。
それぞれが好きなことをすることだって出来ます。
父は火をいじったり、子供は絵をかいたり。
焚き火台で料理を楽しめる
もちろん、料理だって出来ます。
火力は安定しないですが、それがかえって味になるのです。
失敗したって気にしないで良いのです。
焼きマシュマロを食べるのもオススメです。
クッキーに挟んで”スモア”にするのも良いですね。
酒のつまみにイカなどをあぶるのが良いですよ!
焚き火のルール・マナー
直火は避ける
現在の多くのキャンプ場での焚き火は、土壌や芝生などの環境保全の為か直火での焚き火を禁止しています。
そのため、焚き火台の上で焚き火をするというスタイルが一般的になっています。
実際には、焚き火台から熱い灰や薪の細かなものが落ちることもあります。
また、焚き火台自体の高さが低いものもあります。
以上のような理由で、焚き火シートを敷き、その上に焚き火台を置いて使うようにすべきです。
炭や灰の処理
キャンプの焚き火は、薪を焼き切って灰にしてしまうのが基本です。
とはいえ、焼き残りは発生してしまうこともあるのですが、そのような場合にも、まだ火が付いたまま就寝するのは危険です。
どうしても火を消す場合は、バケツの水に焼け残りの薪を一本ずついれていって消化したり、あらかじめ火消し壺や火消し袋を準備しているならば、そこに入れて酸素が入れないようにすれば自然に消化できます。
ただし消化後も高温なので、すぐに手で持つことはおろか、車に入れることもはばかられるような温度です。
温度が下がるのに通常は1~2時間は必要だと思われるので、その時間を計算して焚き火を楽しみたいですね。
焚き火で発生する炭や灰も回収場所(灰捨て場)が決まっており、キャンパーがその場所に処分することになっているところがほとんどです。
キャンプ場の中には、炭・灰も持って帰るように決められているところもあります。
水で消化を確認し、ビニール袋などに入れて持ち帰ることになります。
市販の火消し壺や火消し袋を利用すれば、炭を再度利用することも出来ます。
焚き火の消火
通常は、就寝時に焚き火が消火していることを確認をすべきです。
そもそも、火をつける前に消化の準備を確実にするべきで、バケツの水でも良いので焚き火の横に準備すべきでしょう。
火を大きくし過ぎない
火が消えそうになった時に、思わず付近にあった新聞紙や枯葉を投げ入れて復活させようとする人がいます。
しかし、火の粉や灰が巻き上がるので、この行為はやめた方が良いです。
どんどん薪を追加していって、薪を移動することができない(手が近づけられない)ほど大きな火になるのも問題です。
大きな火になると焦ってしまい、水をかけて消そうとします。
しかし、瞬時に蒸発して水蒸気になり、自分自身が火傷してしまうこともあり得ます。
水で消えない場合、砂や土などを被せてで酸素供給を無くし、火を小さくしていく方法もあります。
火が消えないように、また火が大きくなり過ぎないように、焚き火をコントロールするのが大切です。
強風時について
強風時には焚き火は控える方が良いでしょう。
風邪で火の粉が飛んでいくので、他サイトのテントに穴をあけてしまったり、木々に燃え移っては大変です。
有名なキャンプ場の「ふもとっぱら」さんでは風速3m/sでも焚き火は中止にするという情報を見たことがあります。
つまり、他の場所でも周囲との兼ね合いで強風になる場合には中止にすべきです。
木の葉や枝が絶えず揺れている状況では中止すべきとの記事も見たことがあります。
焚き火が出来ないキャンプ場もある
キャンプ場の中には、焚き火が禁止のところもあります。
そのようなサイトでも焚き火可能な場所が設けられているところもあります。
このような処置をとられている要因には、各キャンプ場で様々な要因があると思います。
- 国定公園
- サイトが狭い
- 近隣の苦情
- 火事(ボヤ)の問題
- ルールを守らないため
しかし、考え得るもっともな要因は、キャンパーのマナーだと思われます。
そもそも、ゴミをそのままにして帰ったり、火事になったりするようなことがあったり、考えれば分かる(或いは考えないでも分かる)ことが出来ないキャンパーがいるのです。
かく言う”What’s Camp!?”でも、知らないうちに迷惑をかけていることだってあります。
知らないことは知るように努力し、周りの人や大自然に迷惑をかけないようにキャンプをしたいと考えています。
焚き火の注意事項
焚き火を楽しむ場所に気を付けましょう。
風下に他の人のサイトや自分のテントがあると、匂いや煙で迷惑をかけてしまいます。
風の強さや向きに注意して楽しみましょう。
焚き火の火力が大きくなり過ぎないように注意しましょう。
大きくなりすぎると、煙も火の粉も増えます。
特に枯葉が多いところや上に木の枝がある場合などは注意です。
煙・火の粉が遠くへ飛ばない程度の火力がベストなので、それ以上の火を使う場合にはリフレクター(ウインドウスクリーン・陣幕)を利用するのも手です。
乾ききっていない枯れ木や湿った薪は煙が出やすいので、乾いたものを使いましょう。
薪が爆ぜる原因は水分で、崩れて火の粉や木片が飛び出たりします。
薪や炭は灰になるまでに予想以上に時間がかかります。
火が消えたと思って置いておいても、内部はまだ高温で風やもろくなったために爆ぜたりして、火の粉が舞ったりします。
テントや衣服が化繊であると、火の粉で穴が空いたりするので注意しましょう。
子供がいるキャンプは火傷に気を付けなければなりません。
子供は火遊びが大好きです。
焚き火の後に土に埋めてしまうのが普通と考える方もいますが、今では厳禁です。
必ず、炭捨て場で処分するか、持ち帰って地域指定の捨て方で処分しましょう。
焚き火台の選び方
現在では焚き火台で料理をすることなど当たり前。
クッカーが煤けようが気にせず、焚き火台を使うのは普通です。
そのため、専用の網や五徳がついてくるか、オプションが作られている焚き火台がほとんどです。
私たちは専用品では無く、網などを100均で買い足すなどして、気軽に楽しんでいます。
焚き火台での料理はほぼ可能と考え、”What’s Camp!?”の考える焚き火台の選ぶポイントは次の通り。
- 人数(大きさ)
- 薪の投入方法(深さ)
人数(大きさ)
焚き火を楽しむのが自分だけならば、いわゆるソロ用で良いのですが、ファミリーキャンプなら少なくとも中~大型の焚き火台が良いと思います。
サイズが大きい方が、投入できる薪のサイズも大きくなりますし、薪割りをするのもしないのも自由になります。
家族でソロ用の小さい焚き火を囲むのも構いませんが、少し寂しいですので、大きさは重要な選択です。
薪の投入方法
焚き火台には、薪をくべなければなりません。
その薪を投入する方法が、上から入れるのか、横から入れるのか。
燃えている薪を移動させやすいのか、そのまま新しい薪を継ぎ足すだけになるのか。
料理をする場合、網を除けなければ薪が入れられないものもあります。
横から小さな薪しか投入できない焚き火台もあります。
薪の投入方法を確認しておかないと、購入してから困ったことになるかもしれません。
浅い焚き火台だと、薪を自由に移動させられて楽ですが、火の粉が飛び散りやすくなります。
深型だと、風の影響も受けにくいですが、下の方の薪を移動させずらく上から薪を足すだけになりがちです。
また、二次燃焼を必要とするかどうかで、選ぶ焚き火台も変わってきます。
焚き火と共に
焚き火を楽しむには、やはり火ばさみや火吹き棒も必要です。
火吹き棒は、一点に空気を送り込み、火力を上げます。
火ばさみが無ければ、火のついた薪を移動させられません。
どちらも必要なんですが、別に団扇やトングなどでも充分と言えます。
でもキャンプにはやはり雰囲気が大切。
焚き火を楽しむのに、道具に少しくらい贅沢しても良いと思います。
自分の気に入ったギアを使うことの心地よさ。
キャンプの中で、焚き火を愛でる時間が至高の時間になりますよ。