ランタンの点滅・赤色を徹底解説! – 使い方が分からない初心者にも分かりやすく説明
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LEDランタンの特徴のひとつとして、点滅や色を変えられる機能があげられます。
他の種類のランタンと違い、電気で動かせるからこその機能です。
でもその使い方に疑問はありませんか?
- 点滅って使う?
- 色が変えられるのは便利?
- そんな機能いらないくない?
多くの方は点滅が非常用だと考えますが(筆者もそうでした)、実際には目立たせるためでしかなく、非常時や遭難時には別の点灯のさせ方になります。
暖色系と白色系が替えられたりするものは使う人によっては便利かもしれません。
食事が美味しそうに見えるとか、テントで読書をするときはなど、変更出来れば助かることも多いです。
また、赤色灯は眩しさが少ないので、夜間の行動で高価を発揮します。
これから、それぞれ解説していきます。
緊急時の使い方
LEDランタンに点滅機能がついていても、基本的に緊急時に使用するためではありません。
そのため、まず緊急・遭難時のことを書いておきます。
※ 点滅が使えないと言うことでは無く、サインでは無いということです。
モールス信号
SOSを知らせる場合に使用されることで有名なモールス信号ですが、光でもSOSを知らせることが出来ます。
音では「プププ・プープープー・プププ」と表現されます。
同じように光でも、「短い点滅3回・長い点滅3回・短い点滅3回」です。
「ピカッピカッピカッ、ピーカピーカピーカ、ピカッピカッピカッ」
遭難信号
10秒に1回点灯、6連続後は1分休み。
これが、救助を求めるための国際的に認識された手段です。
ちなみに遭難信号に気づいた方は、20秒に1回の割合で光を発して相手に応えます。
点滅機能
では、何故ランタンに点滅機能がついているのかというと、色々と調べてみましたが実際には分かりません。
ランタンを発売する各社のページも見てみましたが、よく分かりません。
もちろん、非常時に点滅を使ってはいけないわけではありません。
目立てば良いわけですから、点滅の方が見つけやすいでしょう。
上の「緊急時の使い方」の光り方は、知らない人が見ても分かりませんから。
とはいえ、点滅の効果的な使い方は目立つこと=アピールです。
そこで”What’s Camp!?”では、効果的な使い方を考えてみました。
自分をアピール
自動車を運転中、ロービームで走っていると約40m先しか見えません。
走っていると40mも見えている感覚は無く、人が出てきてびっくりすることも多いです。
点滅するものを持っていると、何かが動いていることが分かるので安全に寄与します。
街中で歩行中や自転車の運転中に、自動車に向けて自分をアピールすることで、発見されやすくするのです。
黒ずくめの人などが、ライトもなしで移動していると、全く見えないです。
そんな人は点滅ランタン(ライト)を持つことを強制して欲しいくらいです。
テントをアピール
キャンプ場で夜間トイレに行き、帰りに自分のテントが分からなくなる・・・。
自分のテントに帰ってくるのに、30分もかかったなどの話をよく聞きます。
これ、方向音痴でなくても、本当にすごくよくあることです。
つまり自分のテントを見つけやすくすれば良いわけです。
トイレに行く前にランタンを点滅させていけば、遠くからでも自分のテントが分かりやすくなります。
許されるならテントの中の方が、周りに迷惑をかけることも少ないと思います。
何か緊急かと思われないか少し心配ですが、赤色灯での点滅の方がおすすめです。
最近では、おしゃれランプでキラキラにしたりするのかもしれませんが・・・。
大きなキャンプ場ほど、便利です。
暖色と白色
暖色や白色と表現されるのは「色温度」といい、絶対温度K(ケルビン)で表されます。
バーナーの火が赤かったり青かったりしませんか?
一般に、赤い色の炎を青い色の炎になるように火力を調整します。
これは色が温度を表しているからで、赤より青の方が温度が高いのです。
色と温度の関係を数値化したものをK(ケルビン)という単位で表します。
約2800~3500Kを暖色、約3700~4500Kを白色と呼んでいるようです(参考:色温度とは GENTOS)。
現在の「色温度」は色を数値化して使われており、必ずしも明るさや光源自体の温度とは違うものになっています。
蛍光灯の色表示に「色温度」が使われていたためであり、現状ではLEDの色の傾向を表現するのに使われているだけであると考えて問題ないと思います。
暖色
キャンプでは、雰囲気も良く温かみがあるので、人気の光色です。
- リラックス効果
- 食事を美味しそうに見せる
- 就寝時の常夜灯
明るすぎず、キャンプで常時使われる人も大勢いる、定番の光色です。
白色
読書灯や作業にも使える光色です。
昼白色ほど、冷たいイメージでは無く、食事のテーブルなどにも使える光色です。
あまり関係ないですが、”What’s Camp!?”は他の色が分かりやすいので、白色か昼白色・昼光色のライトが多いです。
昼白色・昼光色
白色との違いは、青みがかっているかどうか。
太陽光の色に近く、より作業などに使える光色です。
もちろん、白色よりも色の判別に向きます。
赤色
LEDの赤色灯は、色温度の「色」とは違い、はっきりとした赤色です。
明るいところから暗いところに移動すると眩しくて、しばらく物が見づらかったりしますよね。
赤色灯を使うと、眩しさくて物が見づらいのが軽減され、目が暗さに慣れやすくなります。
登山などで夜間に地図などを見るのに、白色灯では目が慣れるのに時間がかかりますが、赤色灯なら目が慣れやすく、そのままで行動できるので便利です。
他にも、天体観測で白い色の光が欲しくない場合や、明るくしにくいような人が密集する場所でも迷惑をかけにくいなど、効果的に使用できます。
キャンプでも夜間にトイレに行くのに、人に迷惑が掛からないように、赤色灯で足元を照らすなどの使い方が出来ます。
また、赤色灯の光は遠くから良く見えるので見つけやすいといわれています。
ただし、比較的眩しさが軽減されるだけで、完全に眩しさが無くなるわけではないので、ご注意ください。
他の色
緑色灯
緑色灯は明るい場所でも、比較的見つけやすい光色です。
明るい場所と暗い場所の両方を移動するときに便利な光です。
自然の色に近く、動物にも優しい色のようです。
山などで使うと動物にも優しいのかもしれません。
青色灯
青色灯は暗い場所で、良く見える光色です。
視認性も良いので、自分のアピールにも使えます。
但し、眩しさを感じやすい光色なので、テントなどで使用する場合は他の人に迷惑が掛からないように注意しましょう。
使い方を知れば有効に使える
筆者もレッドレンザーML4を購入して、はじめは家で切り替えて楽しんでいました。
キャンプ場で使うのは、白色灯だけ・・・点滅や赤色灯の意味など知りもしませんでした。
点滅や赤色灯はオマケだと思っていました。
効果的な使い方を知れば、ランタンが便利に使えて、きっとキャンプは楽しくなります。
ランタンはいくつあっても困りません!
それぞれの場所に合ったランタンで快適キャンプを実現しましょう!