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阪神淡路大震災で失ったと思っていたランタンが発見されました。
25年以上眠っていたランタンは、再びキャンプで点灯できたのでしょうか。
実は、それほど大げさな作業をするまでもなく、点灯はしました。
その際に知った知識を、備忘録的に記録しておこうと思います。
上でも書きましたが、ひょんなことから “ワンマントル ガソリン ランタン コールマン 286A” が発見され、点灯を確認するまでブログを書いています。
点灯しないことも考えて、部品を調べたり、修理に出すことも考えたり。
実際には問題なく点灯できたのですが、それまでの不安と、何より楽しい気持ちが忘れられません。
現在(2022年)、日本でガソリンランタンの流通は、ほぼコールマン製品しかありません。
海外製の製品があるにはありますが、修理・メンテナンスなどを考えれば、コールマン一択です。
そのコールマン製品の中での看板商品がワンマントルランタンが「286A」です。
ワンマントルでは、レッドやシーズンズもありますが、286Aが標準と言っても良いと思います。
(ツーマントルランタン「290A」、チューブマントルランタン「ノーススター」)
つまり、日本で入手できる、ほぼ標準のワンマントルランタンといっても良いわけです。
そして、ガソリンランタンであるということは、その明るさも最強レベル。
他の追従を許さないランタンであることは明白です。
オイルもガスもLEDも太刀打ちできない明るさです。
200CP(キャンドルパワー)で130W相当ということですがルーメン(lm)でないとLEDと比較できません。
色んなページを見て、正しい数字ではありませんが、1500lm以上はありそうです。
(電球などを例にした数値を参考にしました)
着火前に、ポンピングという作業があります。
ポンピングノブを前後に動かし、燃料タンク内に空気を送り込み、その圧力でガソリンをジェネレーターに送り込みます。
着火後は数時間は点灯し続けます。
ガソリンの匂いと独特の音がしますが、屋外では気になるほどではないと思います。
中には気になる方もいるかもしれません。
しかし、これが無いとキャンプでは寂しいという人もいます。
阪神淡路大震災の時に使っていたランタンです。
当時からオイルやガスのランタンはあったように思います。
他には、当時は恐らくLEDランタンでは暗すぎますので、実用的なものとしては電球のランタンでしょうか。
そんな中、明るいガソリンランタンも選択の中のひとつ。
つまり、昔は普通に入手し、普通に使っていたのです。
今はLEDランタンが明るくなってきたので、LEDから比べると面倒な点もあります。
でもそれは、手がかかるだけで難しいことではありません。
むしろ、その作業は楽しさになり、作業が無いと寂しく感じられるようになります。
自分だけのランタンになって、愛着のあるものに変わっていくのです。
当然ですが、ホワイトガソリンが必要です。
コールマンのホワイトガソリンが推奨されますが、他のメーカーのホワイトガソリンを使っている方もいるようです。
ざっと計算します。
後ほど出てきますが、燃料590cc/7.5h=約78cc/h。
ホワイトガソリン1リットル(1,000cc)が1,000円前後なので、1ccを約1円とします。
つまり、1時間で78円分のホワイトガソリンを消費します。
明るい分、少しお高めですが、手が出ないほどではありません。
グローブ内側やベンチレーター裏は、煤がついてしまうことがあります。
マントルは消耗品ですので、予備を準備しておいた方が良いでしょう。
ポンプカップやジェネレーターの点検も必要です(私は調子悪くなるまで何もしません)。
残ったガソリンは抜いておく方が良いです(私は圧力も抜かずに25年以上放置していましたけれども)。
タンク容量は590cc。
7.5〜15時間使用できるそうです。
連泊になる場合は、ホワイトガソリンの補給が必要です。
その場合、購入時の缶のまま持っていくか、別容器に移し替えて持っていくことになります。
別容器を使う場合は、基準適合性表示(KHKやUN)マークの付いた容器が推奨されています。
ランタンの発光体部分(電球に当たる部分)をマントルといいます。
マントルは袋状の繊維に特殊な薬品を付けたもので、内部に燃料が噴射され発光します。
マントルは最初の使用前に空焼きして灰にしておきます。
2回目からは空焼き作業は必要ありません。
灰化すると、通常使用では壊れませんが、触ったり衝撃などを受けると破れ(壊れ)てしまいます。
マントルに破れや穴あると、炎がそこから外に出て、他パーツの破損の原因となります。
速やかに交換しましょう。
コールマンのページでも入手できます(2022年11月現在)。
必要な部品を調べる時に参照します。
ほとんどの部品はあるのでオンラインで購入できます。
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