キャンプ・ブーム終焉について – 流行に乗っても良いじゃないか!
商品の紹介ではタイミングや価格変動により最安値をリンクできていない場合もありますのでご了承ください。
2020年前後から始まった、今回のキャンプ・ブームメント。
コロナ禍のおかげとも言われていますが、私達にはそれなりの大きなブームとなりました。
ここ最近は「終焉」が囁かれて、某メーカーの純利益99.9%減のニュースが話題になりました。
寒くなってからキャンプには行けない我が家ですが、行きたいときに予約が取りやすくなったり、大声で騒いだり他者への迷惑を考えない人たちが減るなら「ブーム終焉」は歓迎です。
しかし、我が家はキャンプ場を利用するので、その利用料金があまりにも高くなったり、使い勝手を考えた製品がなくなって入手困難になるのは困ります。
人気のあるキャンプ場は未だに予約困難なことがあるので、「ブーム終焉」がどこまでの話かは分かりませんが、What’sCamp!?なりに考えてみました。
ブームの終焉
キャンプ・ブームの終焉。
将来、2024年初頭(或いは2023年)がキャンプ・ブームの終焉期であったと語られるかも知れません。
What’sCamp!?もブームは終わるのだと思っています。
ブームが去ると、多くの人たちが去っていくのは当然です。
しかし「ブーム終焉」とは、主にキャンプ・ギアの飽和による供給過多の終焉であると考えています。
先にも書きましたが、人気のあるキャンプ場は予約も難しく(以前よりはマシになったのでしょうが)、やはり憧れのキャンプ場であることに変わりはありません。
人気のあるキャンプ場はブームであろうが無かろうが関係ないのかもしれません。
自然の中で遊ぶと、自動的に「キャンプする」ことになってしまうのですから、ブームかどうかは別として普通にキャンプを楽しむことになるでしょう。
そもそも流行とは言えキャンプに参加してきた多くの人の中にも、ブームとは関係なしにキャンプを続けていく方もいるはずだと思います。
ブームあってのキャンプとの出会い
私は今回(コロナ禍前後)は、キャンプのブームだったと実感しています。
そして、私たちも含め、今回のブームでキャンプを始めた方も多くいると思います。
コロナ禍のこともあり、街中の人込みを避け、自然の中で楽しむのにキャンプが最適だったこともあるでしょう。
今回のブームを助長したのはキャンプの対極にあるような技術、スマホをはじめとする電子機器のおかげでした。
前回のキャンプの流行とかなり違いがあるので、出会いも早ければ冷めるのも早いかもしれませんね。
インターネットの利用
インターネットの普及で情報が気軽に入手でき、90年代のブームとは違うキャンプのブームとなりました。
キャンプ場の検索をはじめ、実際のキャンプをしている光景・場所の写真も見られる時代になりました。
特に「なっぷ」などのキャンプ場予約サイトも整ってきていたことは、とても便利なことでした。
口コミで思わしくないことも知ることが出来たりするのが、良い面でも悪い面でもありますが。
動画の普及
娘に「テントで寝てみたい」と言われてキャンプ活動を再開した筆者とて、「ヒロシちゃんねる」を見てなかったらどうなっていたかは分かりません。
そして、世の中で話題になっていなければ、キャンプ活動に復帰することも無ければ、道具(ギア)を目にすることも無かったと思います。
Youtube でキャンプをする動画を見ることで、イメージを膨らませたり、真似してみたいと思わせたり・・・。
文章と違い、動画は凄まじい破壊力ですね。
キャンプ動画を見た人の多くは、キャンプしてみたいと思うと思います。
ギアの進化と発売数
キャンプを始めるにあたり、以前のブーム時のように店頭であれこれ悩んで考えることも無く、気軽に「Amazon」で探せることがとても重要な点でした。
90年代のブームと違うのは、とんでもない情報の量と速さ、発売される点数の多さです。
それをネットで簡単に見ることが出来るのです。
以前は雑誌に載らなければ、カタログを貰いに行かなければ、商品を知るすべはありませんでした。
今では発売前から詳細に分かる商品だってあります。
そこに良いか悪いか某国から似た商品を大量に・・・。
「ヒロシちゃんねる」で使われた「ピコグリル」は(店頭以外では)似て非なる物しか見たこと無いほどです。
つまりギアのブーム
今回のブームの直近は1990年代前半がブームだったそうで、バブル景気と週休2日が増えてきたころだそうです。
以前のブームは、今回の倍以上のキャンプの稼働人口があったと書かれたページもありました。
それでも以前には考えられないほど充実したキャンプ・ギア。
キャンプするのに道具は必要ですが、その道具(ギア)がよりキャンプ・ブームを牽引したと思っています。
私が前回のブームでコールマンのランタンを買ったのは恐らく94年頃。
当時は何もかもが手探りで、雑誌も「BE-PAL」くらいしか記憶にありません。
書籍が電子化されている昨今、発売される雑誌・ムックは多くない状況です。
それでも、キャンプ場からキャンプ料理、車やファッションまで、キャンプ関係の雑誌がいくつも発売されています。
その中でも多いのは「キャンプ・ギア」の本。
本になるくらいの種類が発売されているのですから、明らかにブームでしょう!
テレビではキャンプ場が紹介され、そこでも高価なギアが使われています。
「アメトーーク」では芸人さんたちが道具を「ギア」と呼ぶんだと言って話題にもなりました。
- ゴールゼロ マイクロフラッシュ
- トランギア メスティン
- ゼインアーツやサバティカルのテント
- キャンプテンスタッグ アルミロールテーブル
- SOTO シングルバーナーST-310
- IGT対応・・・
- 他にもたくさん・・・・。
今回のブームだけで買いたくても入手できなかった製品がいくつも思い出されます。
このように、恐らくキャンプと切り離せないギアのブームでもあったと考えられるのです。
結局、キャンプって!?
つまり、ブームはキャンプ・ギアのブームでは無いかと思うのです。
キャンプに道具は必要ですから、より自分に合った良いギアを探します。
溢れんばかりのギアを使って、楽しむキャンプのブームです。
キャンプを楽しむためにギアを楽しむブームです。
ギア選びを楽しむブームです。
結果、キャンプのブームです。
ブッシュクラフトなどキャンプの楽しみ方としてもブーム期間中に出てきていますが、それとてナイフなど・・・・・・話が違う方向に向きそうですね。
そもそも、キャンプって・・・・・。
キャンプって!?(What’sCamp!?)と始めたこのサイトですが、ブームとは関係なく、これからもゆるく運営していこうと考えています。
寒かったら動かない家族と、暑かったら動きたくない家族が、試行錯誤しながらキャンプのことを紹介していけたら良いなぁと考えています。